動画配信サービスの「dTV」は料金が安いけど大丈夫?無料体験に登録する前に注意点とかデメリットを知っておきたい。
こんなお悩みにお答えします。
- 動画配信サービス「dTV(ディーティービー)」の料金やサービス内容、無料体験について、特に注意点に着目しながら紹介します。
インターネットで動画を、あまりお金をかけずに楽しみたいというあなたは、「dTV(ディーティービー)」というサービスをチェックしてみてください。
これは、月々550円の定額料金で動画が約12万本見放題というもので、料金的には国内で「Amazonプライムビデオ」に次ぐ安さの動画配信サービスです。
初めてなら無料体験もできるので、あなたの見たい動画が配信されていたら、お得に楽しめますよ。
でも、「安かろう悪かろう」「タダより怖いものはなし」では?といった心配や不安が、多少ともあるかもしれません。
そこで、ここでは「dTV」がどんなサービスなのか?ということを、僕の経験上、特に入会前に知っておいた方がいいかなと思った注意点を中心にまとめました。
この記事で、「dTV」に対する心配が解消して、安心して無料体験から動画鑑賞を始められますよ。
「dTV」は、2023年4月12日から「Lemino(レミノ)」に変更されました。
「dTV」とは?(料金プラン、サービス内容、特長)
最初に「dTV(ディーティービー)」がどんなサービスなのかを、ざっくりと確認しておきましょう。
「dTV」は、NTTドコモが提供しています。でも、NTTドコモの携帯電話を契約しているかどうかに関係なく利用できます。
ちなみに、「dTV」の運営元は、音楽業界大手エイベックスの子会社(エイベックス通信放送:ドコモと合弁)です。
このため、「dTV」はアーティストのライブ映像や生配信など音楽分野の動画に強みがあります。
- 映画、ドラマ、最新アニメ、韓流、子供向けなど幅広い作品が揃えてあります。なかでも、音楽分野が他社より充実しています。
- 料金は月額550円(税込み)で、約12万作品の動画が見放題で見られます。
- 見放題作品とは別に、個別に視聴料金が必要な「レンタル作品」もあります。
- スマホ、タブレット、パソコン、テレビ(スマートテレビ、FireTV、AppleTV 、クロームキャスト)での視聴に対応しています。ゲーム機は未対応。
- 最大5台の端末で利用できますが、同時には視聴できません。
- 支払額に応じて「dポイント」が貯まります。また、利用料金の支払いに充当できます。
- 契約は1ヶ月単位です(毎月1日~末日)。日割りはないので、月の途中で解約や利用開始しても、その月分が満額かかります。
- 初めて登録した場合、はじめの31日間は無料で利用できます。その期間中に解約すれば料金は発生しません。
dTV公式サイトはこちら
「dTV」の料金プランは1種類のみ!アプリで入会すると損
「dTV」の料金プランは国内最安級月々550円(税込み)の1種類だけです。
このプランに入会すると、「dTV」で配信されている「見放題対象」の作品を全て楽しめます。そして、初めて登録した場合は、最初の31日間は無料になります。
でも、ここで注意点が1つ。
この「月々550円で初回無料」というのは、「dTV」の公式サイトから入会登録した場合に限って適用されるということです。
「dTV」には、スマホやタブレットからの視聴に便利なAndroid用、iOS用のアプリが用意されているのですが、このアプリから入会登録すると、月額の利用料が650円(税込み)と割高になってしまうんです。
しかも、初回の無料体験も付きません。
登録方法 | 月額利用料(税込) | 31日無料体験 |
dTV 公式サイトから | 550円 | あり |
dTVアプリから (App Store/Google Play課金) |
650円 | なし |
利用料金が高くなっても、見られる動画などサービス内容は同じです。アプリで登録するメリットはほとんどありません。
スマホやタブレットから入会登録する際は、ブラウザ(ChromeやYahoo!、Safariなど)から、「dTV」の公式サイトにアクセスして手続きすれば、「月々550円で初回無料」になります。
公式サイトで登録が済んだあとは、普通にアプリを使って、スマホやタブレットで動画を楽しめます。
「dTV」で無料体験する場合は、アプリでなく公式サイトで申し込みを。
「dTV」は低料金で12万本が見放題!有料動画も
料金の割に幅広いジャンル、多彩なラインナップ
「dTV」で配信している見放題作品は、約12万本と公表されています。550円という低料金の割には多くて、「dTV」の魅力の1つといえます。
でも、「dTV」ならではのミュージックビデオ(MV)やカラオケ映像(ジョイサウンド)も「1本」とカウントしているので、割り引いてみる必要があります。
それでも、幅広いジャンルの多彩な作品がラインナップされていてます。
「dTV」のアニメは、テレビ放送中作品の見逃し配信が中心です。過去の作品なども楽しみたいという人には物足りないかもしれません。
アニメ重視で利用したいのでしたら、同じドコモが提供している料金も手頃な「dアニメストア 」という動画配信サービスがありますので、比べてみてください。「刀剣乱舞」など2.5次元作品も多いです。
動画配信サービスを選ぶポイントは、配信作品の数よりも、あなたが見たいものがあるかどうかです。まずは、公式サイトでその確認を!
別料金の見放題対象外動画も多い!
「dTV」の公式サイトを見ると、配信中の動画がずらりと並んでいます。検索すると、さらにいろいろ出てきます。
実は、それらの動画全てが「見放題」ではありません。
「dTV」には、12万本以外にも毎月の利用料金(550円)では見られない、別料金が必要な「レンタル作品」があるんです。
それがまた、思いのほか多いので、注意が必要です。
「dTV」の低料金に魅かれて入会したものの、見たい動画は別途有料だったという、残念なことが起こりえます。
そうならないように、「dTV」に入会する前、あるいは無料体験中に、お目当ての動画の有無に加えて、配信中なら「見放題作品」か「レンタル作品」かどうかの確認をおすすめします。
「レンタル作品」の見分け方は、作品に「¥」印が付いているかどうか。付いていたら、見放題対象外です。
「dTV」は家族の個別利用が不便
「dTV」では、利用する端末を最大5台登録できます。テレビで見ていた動画の続きを、スマホで見るといった使い方が可能です。
でも、複数の端末から同時に視聴できません。動画が見られるのは1台だけです。
誰か一人が動画を見ている間、他の人間は利用できません。このため、例えば家族それぞれ、個別で使いたいといった場合には向きません。
「dTV」の便利な「ダウンロード機能」の注意点
「dTV」の動画には、一部を除いて「ダウンロード機能」が備えてあります。
これは、見たい動画を前もって、スマホやタブレットにダウンロードしておくと、外出先や移動中で、インターネット環境がなくても、(オフラインで)見られるというものです。
通信量の節約にもなる便利な機能なのですが、「dTV」の場合、ダウンロードした動画を再生する際、最初の一瞬から数秒だけ、インターネットに接続する必要があります(ライセンス認証のためとのこと)。
このため、インターネットに全く接続できない(=スマホがつながらない)場所では、ダウンロードした動画を再生できません。
地下や山間部、海上、飛行機の中などで、ダウンロードした動画を見たいときは要注意です。
「dTV」では画質が低め
「dTV」は、動画(映像)の画質にこだわる人は要注意です。
まず、パソコンやテレビで見る場合、自分で画質を調節(設定変更)できません。その時々の通信状況に合わせて自動的に設定されます(アダプティブビットレート再生)。
通信速度が適切で安定しているときは、フルHDや4K(対応動画のみ)で見られますが、逆にそうでないときは低画質で見るしかありません(古い作品で元が悪いものもあります)。
スマホやタブレットでは、「自動」「最高画質」「高画質」「標準画質」から選べます(一部の作品を除く)。作品にもよりますが、「SD画質480p ~HD画質720p」での切り替えとのこと。
もっともスマホの画面では、画質の差は分かりづらいですが。
実際のところ、動画の画質や、動画がカクカクしたり、途絶したりといった再生の品質は、通信環境や使用端末によっても変わってきますので、後述する無料体験で検証してみてください。
「dTV」の無料体験は心配無用!
繰り返しになりますが、「dTV」に初めて入会すると、その日から31日間、通常月額550円の料金が必要な見放題動画が無料で見られます。
この間、どんな動画が配信されているのか、アプリや画面の使い勝手はどうか、あなたのスマホなど端末でちゃんと動画が見られるか、画質はどんな具合か、といったことを実際に使いながら確認できます。
「dTV」のサービスや機能、動作についての心配や疑問を解消するには貴重な機会です。
この無料体験だけで解約しても大丈夫です。お金は本当にかからないので、心配なく試せます。
「dTV」の無料体験の登録は簡単
「dTV」の申し込みには「dアカウント」というものが必要です。
ドコモの携帯電話の契約者などで、すでに「dアカウント」を持っている人は、そのまま使えます。持っていない人は、すぐに無料で作れます。
「dアカウント」を持ったうえで、「dTV」に入会・登録します。
登録手続きをアプリから行うと、無料体験はできないので、ブラウザから公式サイトへアクセスしてください。
手続きそのものは簡単です。最小限の個人情報と支払い方法を入力するだけです。
なお、支払い方法はNTTドコモの契約者は電話代と合算請求、NTTドコモ契約者以外はクレジットカードになります。
登録が完了すると、その日から31日間が無料体験期間となって、すぐに動画が見られるようになります。
「dTV」無料体験のタイミング
「dTV」の無料体験期間は、登録日から31日間なので、月初や月末など時期に関係なく、いつ入会しても大丈夫です。
ただし、無料体験の終了後も、継続して利用する可能性がある場合は、入会のタイミングは月初めがベストです。
というのは、無料期間終了の翌日(登録日から32日目)から有料となるのですが、その日が月の途中でも、その月の「dTV」の利用料金が全額か発生するからです。
下図の例のように、有料になる32日目が月の下旬(4月27日)になると、無料期間が意味がほとんどなくなって、非常にもったいないことになります(4月分の利用料が発生=ほぼ無料期間がなし)。
できれば、無料期間が月末で終了するように、入会の登録日を調整した方がいいです。
でも、こうした日程の調整ができなくても心配無用です。無料体験で一旦解約して、翌月初めにあらためて、利用を再開すれば、損しません。
「dTV」無料体験の解約も心配無用
「dTV」を無料体験は、その期間中に解約手続きをやれば、理由に関係なくやめられます。
逆に解約手続きしないと、無料期間終了後から自動的に有料(月額550円)になるので、注意してください。
なお、解約手続きが完了した時点から配信動画は見られなくなります。
「dTV」の解約手続きは、「dTV」⇒「dアカウント」と2段階あります。ややこしくはないです。
NTTドコモの契約者は、インターネットのほか、電話でも手続きもできますが、ドコモ以外の人は、インターネット上のみです。
「dアカウント」の初期設定では、dTVの解約手続きの際、最後の段階で「セキュリティコード」(数字6桁)を入力する認証作業があります。
セキュリティーコードは、「dアカウント」で連絡先として登録した携帯電話番号あてにSMS(ショートメッセージ)で届きます。
もし、その電話番号が変わったり、スマホが故障したりして、セキュリティコードを受け取れないと、面倒なことになります。
これを防ぐために、「dアカウント」の登録内容に変更があるときは、その都度更新してください。特に、ドコモの携帯電話を契約していない人は、電話窓口で解約手続きができないので。(⇒ドコモ以外契約者が解約する場合の注意点)
このように、dTVの31日間無料体験に心配は要りません。安心して利用してみてください。
ここから無料体験の登録が可能です。
まとめ:低料金の動画配信サービス「dTV」とは?
「dTV」のサービス内容や料金について、注意点に着目しながら紹介してきました。
- 配信動画すべてが見放題ではありません。別料金が必要な作品も多くあります。
- スマホアプリから入会登録すると利用料金が高くなり、また無料体験も付きません。
- 複数の端末から同時利用できません。
- スマホへのダウンロード機能がありますが、完全なオフラインの場所では利用できません。
- テレビ、パソコンでは画質の設定変更ができません。
- 無料体験の登録は、できれば月末で終了するように日程を調整するとスムーズ。解約は、無料期間中に手続きする必要があります。
「dTV」への入会や無料体験を利用にあたって、以上のような点を踏まえておけば、何も心配しなくて大丈夫です。
逆に、注意点が多いなと面倒に感じてしまったかもしれませんが、毎月550円という低料金で、無料期間付きなのはやっぱり魅力です。
「dTV」は、あなたの見たい動画が配信されていたら、安く楽しめるサービスです。あとは、実際のところを体験してみてください。
無料体験だけで解約OK
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