「NHKオンデマンド」を利用してみたいけど、受信料はどうなるんかな?BSの番組も入ってるから衛星の分も必要?そもそも受信料を払っているに、なんで利用料金がかかるの?
こんな疑問にお答えします。
- NHKといえば、気になる人は気になる受信料のこと。「NHKオンデマンド」を利用する際はどうなるのかをまとめました。
「NHKオンデマンド」は、NHKで運営する有料の動画配信サービスです。
大河ドラマや朝ドラなど過去に放送した番組を中心に、約10,000本の動画が配信されています。
NHKオンデマンドを利用するにあたって、気にになる人は気になるのが受信料のことだと思います。
ここでは、NHKオンデマンドと受信料の関係について、まとめました。
この記事で、受信料を心配することなく、NHKオンデマンドを利用できるようになります。
※本ページの情報は2023年10月時点のものです。最新状況は公式サイトなどで確認ください。
NHKオンデマンドの利用に受信料は必要?
ます、一番気になる「NHKオンデマンドの利用に受信料は必要か」ということですが、答えは、「不要」です。
正確には、NHKオンデマンドは受信契約(地上・衛星)と関係ありません。
受信契約をして受信料を払っている人も、払っていない人も、もともと受信契約していない人でも、NHKオンデマンドは利用できます。
「NHKオンデマンド」は、受信料を払わなくてもNHKの番組がみられるサービスという言い方もできます。
NHKオンデマンドには利用料金が必要
「NHKオンデマンド」に受信料は要りませんが、下記の利用料金がかかります。
まるごと見放題パック | 月々990円で、配信中の全番組が見放題。 |
単品購入 | 見たい番組だけを購入。1本110円~220円(72時間見放題)。 |
受信料を払っている人なら、なんで利用料がさらに要るねん!と思うかもしれません(僕も初めはそうでした)。
受信料は安くないですし、NHKオンデマンドの番組はそもそも受信料で制作されたものですし。。。
先に触れましたが、NHKオンデマンドは受信料とは関係ありません。受信料を使わずに運営されています。
なぜなら、受信料は「放送」以外の目的に支出してはならないと法律で定められているからです(放送法第73条)。
NHKオンデマンドは「放送」ではありません。
このため、NHKオンデマンドがサービスを提供するには、設備や著作権などの経費がかかりますが、それに受信料は充てられないので、利用者から視聴料金を徴収してカバーしているんです。
繰り返しになりますが、「NHKオンデマンド」は、利用者の受信契約の有無や受信料の支払い状況に関係なく、利用料金さえ払えば利用できます。
以上のことは、NHKの正式な見解です。
NHKオンデマンドサービスは、インターネットを通じて有料でコンテンツを提供するサービスです。
放送法によって他の事業と区分して経理することが定められており、このサービスに必要な経費は、このサービスの利用料金で賄っております。
その為、NHKオンデマンドのサービスは受信料とは全く別の利用料金となりますので、受信契約やテレビのないお客様でもご利用頂くことが可能でございます。
(NHKオンデマンドコールセンターより)
なお、NHKは、NHKオンデマンドとは別に「NHKプラス」という動画配信サービスも提供しています。
こちらは、放送を補完するサービスという位置づけのため、受信料で運営されています。
無料の動画配信サービス「NHKプラス」
NHKプラスでは、地上波(総合テレビとEテレ)で放送中番組の「同時配信」(リアルタイム)と「見逃し番組配信」(7日間)を行っています。過去の番組は見られません。
利用料金は無料ですが、受信料(地上契約)の支払いが必要です。
現在、受信料を払っている世帯は、追加の負担なく、NHKプラスに登録だけすれば利用できます。
◆「NHKオンデマンド」と「NHKプラス」の違い
NHKオンデマンド | NHKプラス | |
位置づけ | テレビ放送とは別事業(通信サービス) | テレビ放送を補完するサービス |
利用登録 | 必要 | 必要 |
受信料 | 不要 | 必要(地上契約) |
利用料金 | 必要 | 不要 |
見られる番組 | 地上波とBSで放送された過去の選抜番組と一部の最新番組の約1万本。 | 地上波で放送中の番組(同時配信、放送後7日間の見逃し配信)。 |
NHKオンデマンドに登録したらNHKにバレる?
会員情報の管理は同じNHK
NHKオンデマンドの利用と受信料とは関係ないことは分かりました。
でも、NHKオンデマンドに登録すると、その個人情報が、受信料の徴収活動に使われるのではと気になる人もいると思います。
NHK受信料のことに限らず、今のご時世、個人情報の取扱いについては、何かと心配です。
この点、NHKに問い合わせて確認しました。
回答では、NHKオンデマンドの登録情報と受信契約とは関連しないということでした。
料金に限らず、ご登録情報に関しても受信契約とは関連がございません。
(NHKオンデマンドコールセンターより)
ちなみに、「NHKオンデマンド」の利用規約でも、個人情報の取扱いについて、このように書かれています。
NHKは、個人情報を、本サービスの提供および広報、本サービスの向上を目的とする利用者意向調査およびアンケートの実施、会員からの問い合わせへの対応ならびに利用規約違反、利用料金未払い等利用者債務不履行等の是正のために取る措置の目的にのみ利用するものとし、これらの目的以外には利用しません。(利用規約第28条第3項)
要するに、NHKオンデマンドの会員情報は、本サービス=NHKオンデマンドでしか使わないということです。
これなら、もし受信料を払っていなくても、バレることはないです。
でも、これはあくまでも規約上のこと。実際のところは分かりません。
NHKオンデマンドの運営元はNHKの本体です。子会社や関連会社ではありません。
NHKオンデマンドの会員情報は、部門は違いますが、受信料を徴取する当の事業者が管理しているわけです。
ひょっとすると、内部では同じ顧客システムで管理されていたり、別管理でも容易にリンク(紐づけ)できるようになっているかもしれません。
このため、あくまで個人的な見解ですが、受信料業務に使われてバレる?リスクは、全くゼロとは言えないと思います。
もし、このリスクが気になるというあなたは、NHKオンデマンドを「NHK以外」で利用することをおすすめします。
NHKオンデマンドはNHK以外でも利用できる!
NHKオンデマンドは、NHKだけでなく、一部の民間動画配信サービスや各地のケーブルテレビを通しても視聴することができます。
インターネットの動画配信サービスでは、次の4社です。
- music.jp
- ビデオマーケット
- Amazonプライムビデオ
- U-NEXT(ユーネクスト)
これらでNHKオンデマンドを見る場合、登録先(=契約先)は各社です。利用料金も登録したところに支払います。
このように、個人情報の管理者も、管理するシステムも、NHKとは完全に別です。
ちなみに、NHKオンデマンドで見られる番組や料金は同じです。
それに、各社の個人情報保護規定で、取得した個人情報を、利用者本人が同意した場合や法令による場合を除いて、第三者に提供しないと定めてあります。
例えば、U-NEXTに問い合わせたところ、次のような回答でした。
弊社で登録された個人情報をNHK様に通知することはありませんので、ご安心ください。(U-NEXTカスタマーセンター)
NHKオンデマンドをNHK以外で利用することには、個人情報の件以外にも、対応している機器(デバイス)の種類が多いとか、NHK以外の動画も見られるといったメリットがあります。
「NHKオンデマンド」をテレビで見る場合、サービスの利用にあたっての受信料は不要ですが、テレビを設置していることに対しては、法律上、受信料の支払いが生じます(放送法第64条)。※今現在受信料を払っている世帯はあらたな追加などありません。
NHKオンデマンドをNHK以外で登録する際は、各社で利用方法などに違いがありますので、会員登録の際は、詳細を確認ください。
music.jp | 「NHKオンデマンドまるごと見放題パック」、または番組単体のレンタル利用ができます。 |
ビデオマーケット | 会員登録(無料/有料コース)したうえで、「NHKオンデマンドまるごと見放題パック」、または番組単体のレンタル利用ができます。【4K番組配信中】 |
Amazonプライムビデオ | プライム会員(月額600円)に入会して、追加するかたちで「NHKオンデマンドまるごと見放題パック」を利用できます。番組単体の利用はできません。【4K番組配信中】 |
U-NEXT | 「NHKオンデマンドまるごと見放題パック」のみ、または、番組単体のレンタル利用ができます。月額プラン(月額2,189円)に追加するかたちでの利用すれば、毎月付与されるポイントを使って、実質無料で利用できます。【4K番組配信中】 |
このなかで、「U-NEXT」はNHKオンデマンドの利用にあたって、特に知っておくといいので、以下補足しておきます。
【参考】「NHKオンデマンド」はU-NEXTがお得
※本ページの情報は2023年9月時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにて確認ください。
「月額プラン」無料体験でNHKオンデマンドも実質タダ!
「U-NEXT(ユーネクスト)」は、日本最多の約300,000本の動画が見放題できる配信サービスです。
「NHKオンデマンドまるごと見放題パック」(月額990円)のほか、お目当ての番組単品の利用も可能です。
もし、あなたがU-NEXTの登録が初めてでしたら、「月額プラン」(月額2,189円)の無料トライアル(お試し体験)に申し込むと、NHKオンデマンドも最大1か月間、実質無料で利用できます。
「月額プラン」は、こんな内容です。
- 利用料金は月額2,189円(税込)です。初めての31日間は無料です(無料トライアル期間)。
- 約300,000本の動画が見放題です(アダルト作品も)。
- 約190種類の雑誌(最新号の電子版)が読み放題です。
- 毎月1,200円分の「ポイント」が付与されます(無料トライアルでは1,000円分)。
- 1契約で最大家族4人まで個別に使えます(ファミリーアカウント)。
- 最低利用期間や契約の縛りはありません。月単位でいつでも解約できます。無料お試しだけで解約もOK。
毎月付与されるポイントは、見放題以外の動画やマンガ本・実用書など電子書籍の購入、映画割引鑑賞券の交換に、1ポイント=1円として使えるものです。※毎月の利用料には使えません。
「月額プラン」の無料お試しでは、1,000円分の「ポイント」が付いてきます。これを「NHKオンデマンド」の利用料に充てられます。
番組単体のレンタル料(1番組110円~220円)に使えますし、「見放題パック」なら、初月は無料で利用できます。
もちろん、この間は他の動画も見放題ですし、雑誌も読み放題です。
「月額プラン」の無料お試しにデメリットはありません。U-NEXTの初登録のときだけの特典ですので、使わないと損です。
無料お試し期間が終わった後は、「月額プラン」を解約して、「NHKオンデマンドまるごと見放題パック」だけを継続できますし、番組単位で見たいときだけ、都度利用するのもOK。
もちろん、U-NEXTを解約して、他社へ乗り換えても構いません。
解約の手続きは、インターネット上で簡単にできて、あっさり済みますので、心配ご無用です。再加入もいつでもできます。
U-NEXTの無料お試しで1000ポイント付与されるのは、こちらのサイトで登録した場合のみです(通常は600ポイントですので注意してください)。
「月額プラン」継続でNHKオンデマンドは実質無料!
無料お試し期間の終了後、そのまま「月額プラン」を継続した場合ですが、「NHKオンデマンドまるごと見放題パック」を実質無料で利用できます。
毎月の付与されるポイントが1200ポイントになるので、「NHKオンデマンドまるごと見放題パック」の利用料を全額まかなえるからです(1200ポイントのうちの990ポイント分を充当)。
つまり、「月額プラン」+「NHKオンデマンドまるごと見放題パック」で毎月2,189円(税込)えす。
逆に言うと、「NHKオンデマンド」の料金に、月1,000円ほど追加するだけで、NHK以外の多くの動画も見放題、雑誌も読み放題できるようになります。
こう考えると、毎月1,990円もそれほど高くはありません。家族4人で使えば、一人500円ですし、雑誌も買えば500円以上はしますので、上手く活用すれば、コスパはいいです。
「NHKオンデマンド」をNHK以外で利用する場合は、とりあえず初月はU-NEXTの無料お試しがおすすめです。
まとめ:NHKオンデマンドと受信料との関係
「NHKオンデマンド」の利用にあたって、受信料との関係について紹介しました。
- NHKオンデマンドは受信料とは関係ないサービスです。
- NHKオンデマンドは、受信料を払っていなくても、利用できます。ただし、利用料金はかかります。
- NHKオンデマンドに登録した個人情報は受信料徴取などいに使われません。バレる心配な場合は、アマゾンやU-NEXTなど他社を経由した利用がおすすめです。
あなたの気になることは解消できたでしょうか。今回のこともそうですが、受信料については、払う、払わないに関係なく、それがどういうものなのかを、正確に知っておいて損はありませんよ。
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