NHKオンデマンドがAmazonプライムビデオでも見られることを知ったけど、Amazonを通すことで、どんなメリットやデメリットがあるの?料金は?無料で試せるの?
こんなお悩みにお答えします。
- NHKオンデマンドをAmazonプライムビデオで利用する方法、料金
- NHKオンデマンドをAmazonプライムビデオで利用するメリットとデメリット。
NHKオンデマンドは、NHKでこれまで放送した番組のうち約10,000本が見られるインターネット動画配信サービスです。
僕は、断続的に利用しているんですが、過去の大河ドラマや朝ドラ、NHKスぺシャルなど、何かしら見つけては楽しんでいます。
そのNHKオンデマンドは、NHKで直接利用するほかに、Amazonプライムビデオ(アマプラ)など指定された民間配信サービスやケービルテレビを通して利用することもできます。
ここでは、AmazonプライムビデオでNHKオンデマンドを利用するにあたって、メリット(良いこと)とデメリット(注意すること)をまとめました。
この記事を読むと、AmazonプライビデオでNHKオンデマンドを見ることについて、分からないこと、心配なことが解消できます。
AmazonでNHKオンデマンドを利用するには?
AmazonでNHKオンデマンドを利用するには、最初にアマゾンの「アマゾンプライム(アマプラ)」の会員になる必要があります。
一般のアマゾン会員は利用できません。
「アマゾンプライム(アマプラ)」とは、Amazonが提供している有料の会員制サービスです。
その会費はこちら。
- 月会費:600円
- 年会費(1年分一括払い):5,900円
登録料や入会費はかかりません。
また、学割のプランもあります(Prime Student:月会費300円、年会費2,950円)
この会費を払うことで、プライム会員は次のような特典が受けられます。
- 「プライムビデオ」で見放題配信している動画、オリジナル作品を見られます。
- 希望によって「プライムビデオチャンネル」も追加利用できます(別料金)。
- 200万曲の音楽が聴き放題で楽しめます。
- 対象の電子書籍、雑誌(数百冊)が読み放題で読めます(Prime Reading)。
- スマホやデジカメで撮影した写真を制限なく保存できます。
- アマゾンが直接発送する商品を購入した場合、送料は無料になります。配送日時の指定や「お急ぎ便」も追加料金なしで利用できます。
- 商品によっては会員割引価格で買えます。また、タイムセールでは一般会員より30分先行して注文できます。
- 1年に一度の大安売り「プライムデー」を利用できます。
- これらの特典は同居家族最大2人で使えます。
テレビなどでよく宣伝している「プライムビデオ」は、「アマゾンプライム」の特典の1つです。
プライム会員は、さらに希望すると「プライムビデオチャンネル」という動画サービスも追加で利用できます(別料金)。
「プライムビデオチャンネル」には、映画、アニメ、ニュース、音楽、バラエティなどの約50のチャンネルがあり、見たいものがあれば、チャンネル単位で申し込みます。
そのチャンネルの1つに、NHKオンデマンドが入っています。
AmazonでNHKオンデマンドを利用するには、「アマゾンプライム」の会員になって、そしてNHKオンデマンドを「追加」します。
あなたが、初めて「アマゾンプライム」の会員になる場合、上記の会員特典が30日間無料で試せます。
無料お試しだけで解約してもかまいません。
ただし、NHKオンデマンドを追加すると、初回から利用料金が発生します。
AmazonプライムビデオでNHKオンデマンドを利用するメリット
先にNHKオンデマンドを、NHK直接ではなく、Amazonプライムビデオを通して利用する場合のメリットを、ざっくりとみておきましょう。
なお、NHKオンデマンドで見られる番組は、NHK直で登録しても、アマプラ経由でも同じです。
- FireTVをはじめ、主だったテレビでの視聴方法(デバイス)に対応しています。NHK本体はChromecastのみ。
- 4K画質の番組配信に対応しています。
- 同時に最大3台の機器(同じ番組は最大2台)で視聴できます。NHK本体では1台のみ。
- スマホアプリが使いやすいです。NHKのアプリは早送りや再生速度の変更など機能がありません。
- NHK以外のプライムビデオで配信しているいろんな動画も楽しめます。
- NHKに個人情報が知られません。
Amazonプライムビデオの大きなメリットは、NHKオンデマンドをテレビ画面で視聴する際、インターネット対応のテレビやゲーム機、FireTVなど、主だった機器(デバイス)に対応していることです。
一方、NHK直接提供するNHKオンデマンドは、今のところ、Chromecastを使った方法にしか対応していません。
AmazonでNHKオンデマンドを利用するデメリット(注意点)
AmazonプライムビデオでNHKオンデマンドを利用するにあたっては、次のようなデメリット(注意点)もあります。利用登録する前に確認しておきましょう。
- NHKオンデマンドの番組を「単品購入」できません。
- NHKオンデマンドだけの利用ができません。
- 支払い方法が限られています。
- 「字幕」機能に対応していません。
- 無料のお試し期間はありません。
【その1】NHKオンデマンドの番組を単品購入できません。
NHKオンデマンドの料金プランには、配信中の全番組(約10,000本)が見られる定額制の「まるごと見放題パック」と、見たい番組を1本単位で買える「単品購入」の2つあります。
まるごと見放題パック | 月額990円(税込み)※1ヶ月間全配信番組が見放題 |
番組の単品購入 | 番組1本110円、または220円(税込み)※購入後72時間見放題 |
しかし、Amazonプライムビデオでは「まるごと見放題パック」しか選べません。
このため、お目当ての番組だけとか、見逃した回だけを見たいというときは不便です。
ただ、「まるごと見放題パック」は単品購入に比べるとコスパが良いので、目的の番組以外に何かしら見ると、元はすぐ取れます。
なお、NHKオンデマンドは受信料の支払いに関係なく利用できます(NHKオンデマンドと受信料の関係)。
【その2】NHKオンデマンドだけの利用はできません。
くりかえしになりますが、AmazonでNHKオンデマンドを利用する場合は、必ず「アマゾンプライム」の会員になったうえで、追加購入します。
NHKオンデマンドだけを利用することはできません。
AmazonのNHKオンデマンドは、「アマゾンプライム」会員向けのサービスです。
このため、NHKオンデマンドだけを見たいとか、NHK以外の動画は要らないという人には向きません。
そして、料金も毎月「アマゾンプライム」とNHKオンデマンドの両方が必要です。
ちなみに、NHKオンデマンドの契約は、毎月1日から末日までの1ヶ月単位です。
月単位で、いつでも入ったり、やめたりできます。
月の途中でも登録や解約は可能ですが、その月の利用料金がまるまる全額かかります(日割りはありません)。
このため、NHKオンデマンドは月初めに申し込むのがいいです。
「アマゾンプライム」とNHKオンデマンド契約期間について
「アマゾンプライム」とNHKオンデマンドは、それぞれ契約期間が違っています。
サービス | 契約期間(更新タイミング) |
アマゾンプライム会員 | 登録日(入会日)から30日ごとに更新 |
NHKオンデマンド | 毎月1日に更新(契約期間は1日から末日まで) |
このため、ほとんどの場合、下の例のように、契約更新のタイミングにズレが出ます。
解約はアマゾンプライム、NHKオンデマンドとも、それぞれの契約期間単位でできます。
ここで、特に要注意なのは、「アマゾンプライム」を解約すると、NHKオンデマンドも自動的に解約になるということです。
例えば、上図の例で「アマゾンプライム」を9月18日の期間満了で解約すると、NHKオンデマンドも、(月末まで契約期間が残っていますが)その日から見られなくなってしまいます。9月分の利用料もまるまる請求されます。
このため、NHKオンデマンドの利用を念頭に「アマゾンプライム」に入会するときは、解約のことも考えて、そのタイミングを計った方がいいです。
【その3】支払い方法が限られています。
アマゾンで対応しているNHKオンデマンド料金の支払い方法は、下記の通りです。
- クレジットカード
- 携帯決済(月々の携帯電話料金と一緒に支払う)
・NTTドコモの「d払い」
・au、UQ mobileの「auかんたん決済」
・SoftBankの「ソフトバンクまとめて支払い」
・Y!mobileの「ワイモバイルまとめて支払い」
このように、アマゾンでの買い物やプライム会費の支払い方法、NHKオンデマンドを配信している他社のそれと比べると、選択肢が少ないです。
Amazonギフト券 は、NHKオンデマンド利用料金の初月分には使えません。2か月目からは使えます(手続きが必要)。
【その4】「字幕」機能に対応していません。
NHKが直接提供しているNHKオンデマンドでは、一部の動画に字幕機能が付いてます。
字幕機能とは、番組内の発言やナレーション、ドラマのセリフなどがリアルタイムで「文字起こし」されるものです。必要に応じて、表示・非表示の切り替えができます。
Amazonは、この字幕機能に対応していません(字幕の表示ができない)。耳の不自由な方が利用するなど字幕が必須という場合は、注意してください。
ちなみに、字幕機能に対応していないのは、Amazonに限ったことではありません。NHK直営以外のNHKオンデマンド配信サービスはどこも同じです。
【その5】無料のお試し期間はありません。
インターネット動画配信サービスの多くでは、初めての利用者向けに、2週間~1ヶ月間くらいの無料のお試し期間が設けてあります。
どんな動画作品があるのか?とか、自分のスマホやパソコンでちゃんと見られるのか?とか、画質や操作性はどうなのか?などなど、疑問や心配に思っていることを、実際に無料で確認できるので、ありがたい仕組みです。
先に触れましたが、「アマゾンプライム」には30日間の無料トライアルが用意されていて、プライムビデオは無料で試せます。
しかし、NHKオンデマンドには無料期間がありません。
AmazonでNHK番組を見ると、申し込んだ瞬間に月額利用料990円が課金されます。注意が必要です。
NHKオンデマンドは、U-NEXTで実質無料で試せます。
NHKオンデマンドには、そもそもNHK直営でも無料期間がありません。
しかし、動画配信サービスの「U-NEXT(ユーネクスト)」では、実質無料で最大1か月間試すことができます。
NHKオンデマンドの利用が初めてなら、Amazonより先にU-NEXTで無料で試してみるといいですよ。
まとめ:NHKオンデマンドをAmazonで利用するデメリット(注意点)
NHKのインターネット動画配信サービス「NHKオンデマンド」は、Amazonを通しても利用できます。
下図のように、メリットとデメリットの両方があります。
なかでも、AmazonではNHKオンデマンドだけの利用ができない点に注意が必要です。
「アマゾンプライム」に入会しないといけません。
料金も、その会費600円とNHKオンデマンド990円の合計1,590円がかかります。
「プライムビデオ」の見放題など「アマゾンプライム」のいろんな会員特典が使えますが、NHKオンデマンドだけを利用したい場合は、高くついてしまいます。
なお、Amazonが提供するNHKオンデマンドは、配信番組が全て見られる「まるごと見放題パック」限定。番組単品の購入はできません。
【NHKオンデマンド比較表】
なお、NHKオンデマンドを無料で試してみたいという場合は、AmazonやNHKなどではできませんが、U-NEXT(ユーネクスト)で実質可能です。
※2023年(令和5年)12月現在の内容です。最新情報は各社の公式サイトなどで確認ください。
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