NHKの番組をインターネットで見たい。調べると「NHKプラス」と「NHKオンデマンド」の2つあるみたいだけど、何がどう違うの?
こんな疑問にお答えします。
- NHKの番組がインターネットで見られる「NHKプラス」と「NHKオンデマンド」という2つのサービスの違いを紹介します。
NHKの番組を、スマホやパソコンで見たいという場合、全ての番組ではありませんが、「NHKプラス」や「NHKオンデマンド」を利用することで見ることができます。
番組を見ていると、テレビ画面に「NHKプラス、NHKオンデマンドで配信します」といった表示に気づいたことがあるかもしれません。それは、このことです。
「NHKプラス」や「NHKオンデマンド」とは、どちらもNHKが直接運営しているインターネットの動画配信サービスです。
でも、サービスの性格や見られる番組などが違っています。
その「NHKプラス」と「NHKオンデマンド」の違いについては、NHKの公式サイトをみても、ちょっと分かりづらい部分があるので、ここでは比較表にして、一目瞭然にまとめました。
この記事で、「NHKプラス」と「NHKオンデマンド」の違いと、ざっくりとそれぞれがどんなサービスなのかを知ることができます。
「NHKプラス」と「NHKオンデマンド」の違い【比較表】
さっそく、NHKの番組がインターネットで見られる2つのサービス、「NHKプラス」と「NHKオンデマンド」の比較表です。
見られる番組、料金、機能など、次のような違いがいろいろあります。
NHKプラス | NHKオンデマンド |
要点 | |
放送の補完サービス | 通信サービス |
利用登録が必要(世帯契約)。 | 利用登録が必要(個人契約)。 |
総合テレビ&Eテレの「テレビ同時配信」「見逃し番組配信(期間は7日間)」。 | 総合テレビ&Eテレ&BSの過去の番組中心に10,000本配信。一部の最新番組の「見逃し配信(期間は最低2週間)」も。 |
利用は無料。 | 利用は有料。 |
地上分の受信料支払いが必要(利用は受信料契約者限定)。 | 受信料は関係なし(誰でも利用OK)。 |
Android TV OS、 Fire TV OS搭載のテレビや機器でも利用可能。 | AmazonプライムビデオやU-NEXTなどでも登録・利用可能。 |
一部番組の字幕、副音声(二か国語、解説放送など)の機能に対応。 | 音声は主音声のみ。字幕機能はNHKで利用に場合のみ対応。 |
どんなサービス?どんな番組が見られる? | |
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利用するために料金は? | |
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利用に受信料は必要? | |
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対応している機器(デバイス)は? | |
※Android TV OS 9または10 / Fire OS 6 または 7搭載のテレビ、外付け機器に専用アプリをダウンロード。 |
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どうやったら見られる? | |
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同時に何台で使える? | |
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※Amazonでは最大3台まで同時利用できます。 |
「見逃し配信」の違いについて
例えば、放送中の大河ドラマ、連続テレビ小説(朝ドラ)など、最新の一部番組は、「NHKプラス」と「NHKオンデマンド」の両方で、放送終了後に「見逃し配信」されています。つまり、どっちでも見られます。
大きな違いは、配信期間(見られる期間)です。
NHKプラス | NHKオンデマンド |
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放送終了8日目以降は、「NHKオンデマンド」でしか見られません。
「NHKプラス」はテレビ放送の補完サービス
「NHKプラス」では、総合テレビとEテレで放送中の番組の「同時配信」と「見逃し配信」を行っています。
これは、NHK番組(地上波)の視聴機会を増してもらうためのもので、テレビの延長・補完という位置づけです。
このため、テレビと同じように受信料で運営されています。
よって、視聴は無料ですが、受信料を支払っている人(世帯)しか利用できません。
最初の利用登録の際に、受信契約の状況について確認があります。
登録後に受信料の契約や支払いが確認できない場合は、後日NHKから何かしらアプローチがあるので、心づもりが必要です。
NHKプラスの利用に必要な受信料は「地上契約」の分です。
すでに、あなたのお家で払っているのなら、追加の負担はありません。NHKプラスを1世帯5人まで利用できます。
逆に、受信料を払っているのでしたら、NHKプラスを利用しないと損です!金額のうちです。
反対に、登録後に受信料の支払いが確認できない場合は、後日NHKから何かしらアプローチがあるので、心づもりが必要です。
「NHKオンデマンド」は会員制の有料動画配信サービス
一方、「NHKオンデマンド」は「Netflix」とか「Amazonプライムビデオ」や「Hulu」などと同じ、会員がいつでも好きな時に見たい動画が見られる「ビデオ・オン・デマンド (Video On Demand)」方式のインターネット動画配信サービスです。
これまでに地上波とBSで放送されたNHKの番組の中から選抜された約10,000本が見られます。
「NHKオンデマンド」はテレビ放送ではなく、「通信」サービスに区別されています。
このため法律上、受信料を運営に使えません。
必要な経費をまかなうために、利用は有料となっています。
言いかえると、NHKオンデマンドは受信料と無関係のサービスなので、受信料を支払っていなくても、料金を負担すれば、だれでも利用することができます。
また、「NHKオンデマンド」は、NHKのほかに、「Amazonプライムビデオ」や「U-NEXT(ユーネクスト)」といった一部の民間の動画配信サービスやケーブルテレビを通して登録・利用することもできます。
NHKオンデマンドの利用登録は、インターネット上で簡単に手続きできます。完了するとすぐ利用できるようになります。
NHKオンデマンド」は実質無料で試せます。
「NHKオンデマンド」は有料ですが、「U-NEXT(ユーネクスト)」で登録すると、最大1か月間、実質無料で試すことができます。
初めての利用なら、無料体験してみることをおすすめします。
まとめ:NHKプラスとNHKオンデマンドの違い
NHKの番組をインターネットで見る場合、「NHKプラス」と「NHKオンデマンド」の2つのサービスがあります。
どちらも、NHKが運営するインターネットの動画配信サービスですが、サービス内容、料金、機能に違いがあります。
使い分けをざっくりとまとめると、こんな感じになるでしょうか。
- 最新の番組を見る⇒「NHKプラス」
- 過去の番組を見る⇒「NHKオンデマンド」
どちらが良いのかは、あなたの利用目的や、見たい番組次第です。
今、受信料を払っているなら、とりあえず「NHKプラス」に登録しておきましょう。損はありません。
「NHKオンデマンド」も、U-NEXTを通して無料体験できるので、昔の番組を見たくなったら、一度試してみてください。無料体験だけの利用も可能です。
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