楽天モバイルが安そうなので、乗り換えを考えているけど、料金プランや支払いについて、実際のところを知りたい。本当に宣伝している通りなんだろうか?
こんなお悩みにお答えします。
- 楽天モバイルの料金プランや利用料金、請求や支払いについて紹介します。
携帯電話会社を乗り換える大きな理由のひとつは、料金の見直しだと思います。
電話会社の方も、宣伝で月々の料金(金額)を前面にうち出して、安さをアピールしているところが多いですよね。
でも、よくよくみると、安い料金は最初の何か月間だけだったり、いろんな割引を適用した後の金額だったりなど、「落とし穴」があったりします。
僕もそうでしたが、宣伝はもう信じられない!と感じている人は多いのでないでしょうか。
そこで、楽天モバイルを検討しているあなたに、今年契約4年目の僕が、その料金、そして請求や支払いについて、実際のところを紹介したいと思います。
僕自身が、楽天モバイルに乗り換える際に、不安や疑問に感じた点をもとにまとめました。
この記事を読むと、楽天モバイルの料金面について、ひと通り知ることができます。
「楽天モバイル」は、NTTドコモ、au、ソフトバンクにつぐ、自前の回線でサービス提供している第4の携帯電話会社です。
僕は、楽天モバイルに他社(格安スマホ)から乗り換えで契約しました。現在で利用4年目になります。
先に楽天モバイルがどんな携帯電話なのかを確認してみる
※この記事は2024年4月現在の状況にもとづいています。
楽天モバイルにはどんな料金プランがある?
スマホを契約するとき、あなたの利用状況や予算に合った料金プランを決めないといけません。
ほとんどの携帯電話会社では、数種類のプランが用意されています。
でも、内容が分かりにくかったり、自分にちょうど合うものがなかったりして、意外と選ぶのに悩むことも。
この点、楽天モバイルの料金プランはというと、「Rakuten(楽天)最強プラン」の1つしかありません(個人向け)。
「Rakuten最強プラン」は、毎月使った通信量(データ利用量)によって、料金が1,078円~3,278円の間で変動するというものです。
このため、スマホをめちゃくちゃ使う人から、あまり使わない人までカバー。
契約前も、契約した後も、料金プランで悩む必要なしです。
ちなみに、僕は毎月1,078円で済ませてます。
スマホ料金をチェックするだけで100ポイントもらえます。
楽天モバイルの利用料金は月々いくらかかる?
楽天モバイル「Rakuten(楽天)最強プラン」料金は、1カ月間(1日~末日)に使った通信量(データ利用量)によって、つぎの3段階で決まります。
使わなければ安くつきますし、めちゃくちゃ使いまくっても、月3,278円が最大です。
「Rakuten最強プラン」の利用料金
※メールアドレス1個つき。
使用通信量 | 支払い金額(税込み) |
20GB超から無制限 | 3,278円 |
20GBまで | 2,178円 |
3GBまで | 1,078円 |
上の金額が「定価」です。
他社の広告などでは、「定価」を期間限定で安くしたり、いろんな割引を付けたりして分かりにくいですが、楽天モバイルの料金は、そのまんまで、シンプルです。
「最強家族プログラム」でさらに月々110円割引!
楽天モバイルでは、「最強家族プログラム」に登録すると、毎月全員の利用料金が上記の基本額から一律で110円(税込)安くなります。
家族はもちろん、親戚もOK。しかも事実婚の人や同性パートナーでも対象です。そして、同居していなくても大丈夫です。
「最強家族プログラム」の登録者で22歳以下の人には、下記のポイント還元のかたちで、料金がさらに実質割引されます。
月々のデータ利用量が3GB以内の場合
12歳以下 | 毎月440円分の楽天ポイント還元(実質月額料金528円) |
13歳~22歳以下 | 毎月110円分の楽天ポイント還元(実質月額料金858円) |
この「最強家族プログラム」の登録には、特に続柄や関係の確認はありません。気軽に利用できます。
実際の請求には、利用料金に加えて、「ユニバーサルサービス料」と「電話リレーサービス料」がかかります。
といっても、毎月数円です。
ちなみに、これらの料金は、楽天モバイルに限ったものではなく、どの電話会社でも発生します。
ユニバーサルサービス料 | |
加入電話・公衆電話・緊急通報などの電話サービスを日本全国で安定的に提供するために使われる料金です。 | 1電話番号あたり 月額3円(税込) |
電話リレーサービス料 | |
聴覚や発話に困難がある人が通話相手と手話や文字の通訳オペレーターを使って電話できるサービスを提供するために使われる料金です。 | 1電話番号あたり 月額1.1円(税込) |
このほか、毎月の料金として、電話の通話料とSMS(電話番号あての短文メッセージ)料が使った分だけかかります。
国内通話 | 22円/30秒 |
国内SMS | 発信:3.3円(~70字)~33円(604~670文字) 受信:無料 |
留守番電話や割り込み通話の機能は、利用無料です。
あとは、オプションサービスの利用やスマホ購入代金の分割払いがあれば、その分の支払いがプラスされます。
主なオプションサービス
オプションサービス | 内容 | 月額料金(税込) |
15分(標準)通話かけ放題 | スマホそのものの機能で1回15分以内の国内通話がかけ放題、国内SMSの送受信が使い放題になるサービス。 | 1,100円 |
スマホ交換保証プラス | 楽天モバイルで購入したスマホが故障・紛失したときに最短で同じ機種の新品に交換できるサービス | 715円 |
ノートンモバイル セキュリティ | 危険なWi-FiやWebサイト、アプリからスマホを保護するサービス。 | 220円 |
あんしんコントロール by i-フィルター | お子さんのスマホやタブレット利用を見守るフィルタリングサービス | 330円 |
このように、楽天モバイルで実際にかかる料金は、基本的に宣伝どおりです。
楽天モバイルで使える料金の支払い方法は?
楽天モバイルの料金支払いには、次の4つの方法が選べます。
- クレジットカード
- デビットカード
- 口座振替
- 楽天ポイント
クレジットカードをもっていない、使いたくないという場合は、「デビットカード」と「口座振替」で支払えます。
ただ、「口座振替」にすると、引き落とし手数料を毎月110円とられるので、もったいないです。
できれば、「デビットカード」の方がおすすめです。
「デビットカード」とは、カードで支払うと、その金額分がすぐに金融機関の口座から引き落とされるしくみのカードです。
クレジットカードのような審査はなく、中学生を除く15歳以上なら、誰でも作れます。
デビットカードの発行については、口座をもっている銀行に確認してみてください。
楽天銀行のようなインターネット銀行でも作れます。
あと、楽天モバイルならではの支払い方法として「楽天ポイント」があります。
買い物などで貯めた楽天ポイントを、1ポイント=1円として、利用料金に使えます。
ポイントが十分にあれば、利用料金の全額にあてることもOK。この場合は請求「0円」です。
ポイントが不足している場合、残りはクレジットカード、またはデビットカードでの支払いになります。
口座振替とは併用できません。
楽天モバイルの請求確定や引き落とし日はいつ?
楽天モバイルの毎月の請求金額は、その月の1日から末日までの利用状況をもとに確定します。
そして、翌月に請求されて口座から引き落としになります。そのタイミングは下記のとおりです。
- クレジットカード:カード会社の設定日(毎月11日ごろに、楽天モバイルからカード会社に請求がいきます)
- デビットカード:毎月11日ごろ
- 口座振替:毎月27日(土日祝の場合は翌営業日)
- 楽天ポイント:毎月11日ごろ
クレジットカードの場合の引き落とし日は、使っているカード会社によって違います。分からないときは、明細書などで確認ください。
「楽天ポイント」支払いにしている場合は、毎月11日ごろ時点で貯まっている「期間限定ポイント→通常ポイント→楽天キャッシュ」の順で、差し引かれます。
もしポイントが不足していたら、残りは登録しているクレジットカード、デビットカードからそれぞれのタイミングで引き落とされます。
楽天モバイルの請求金額や利用明細の確認はどうする?
楽天モバイルの利用料金は、請求の確定前、確定後にかかわらず、「my楽天モバイル」という公式サイトのページ、あるいはスマホアプリで確認できます。
利用中の確認(毎月1日~末日)
今現在で、今月の利用料金がどれくらいになっているかを知りたくなったときは、いつでも「my楽天モバイル」で「データ(インターネット通信量)」「通話」「SMS」の利用状況を確認すれば、だいたいの目安が分かります。
「my楽天モバイル」利用状況に表示される数値は、リアルタイムのものではなく、時差があります。
あくまで「目安」なので、料金の変わり目(3GB、20GB)は注意が必要です。
例えば、今月の通信量(データ利用量)を3GBまでに抑えて、支払いを最安料金(1,079円)にしたい場合、月末時点で、2.7GBぐらいになっていると、請求確定時に3GBを超えてしまう可能性があります。
まだ、その時点で通信量のすべてが反映されていないのと、アプリなどが見えないところで通信しているからです。
最安の支払いにしたい場合は、2.5GBぐらいを目途にした方がいいです。
請求金額の確認
使ったインターネットの通信量(データ利用量)や電話の通話料、SMS料金は、毎月末で締めて、集計されます。
そのあと、次のような日程で、「my楽天モバイル」の請求金額の確認や利用明細、支払い証明書(領収書的な書類)を発行できるようになります。
毎月4日ごろから | 前月分の請求金額(未確定)案内、「利用明細」(PDF)のダウンロード可。 |
毎月11日ごろ | 前月分の請求金額(確定)案内。 ※楽天ポイントを使う場合は反映。 |
毎月12日ごろ | 支払い証明書(PDF)発行・ダウンロード可能(口座振替の場合は翌月1日)。 |
このように、料金や請求関係のことは、ほとんどすべて「my楽天モバイル」で用が済みます。
楽天モバイルに乗り換える費用はどれくらい必要?
楽天モバイルでは、他社から乗り換えしたり、新規に契約する際の「契約事務手数料」が無料です。
SIMカードの発行手数料もありません。
スマホの購入がなければ、楽天モバイルに契約にあたっての初期費用は「0円」です。
楽天モバイルの課金開始日はいつから?料金は日割りになる?
楽天モバイルに契約した場合、利用料金の課金が始まるのは、楽天モバイルのSIMカード(またはeSIM)が有効=楽天回線で電話番号が使えるようになった時点からです。
あくまで回線側のタイミングで、スマホの設定ができているかどうかは関係ありません。
課金開始日が、月の途中でも、その日から月末までの利用状況にもとづいて、1か月分の料金がかかります。
日割り計算はありません。
なお、課金開始日は「my楽天モバイル」で確認できます。
【参考】僕の場合は、こんなスケジュールでした。
- 3月9日朝:楽天モバイル申し込み(番号移行の乗り換え)
- 3月10日:SIMカード発送通知⇒3月12日受け取り
- 3月16日:楽天モバイルに回線が切り替え=課金開始日
楽天モバイルの最低利用期間は?違約金はかかる?
楽天モバイルに契約しても、最低利用期間(契約期間のしばり)はありません。いつでも解約できます。
通常は違約金などは発生しません。
利用料金は、もし月の途中の解約でも、日割り計算はありません。解約までに使った通信量(データ利用量)にもとづく1か月分の金額が請求されます。
あと、電話番号そのままで他社に乗り換える場合の「MNP転出手数料」は無料です。
料金や請求のしくみも、携帯電話会社選びには大事な注目点です。楽天モバイルのそれは、全体にシンプルなのがメリット。分かりやすいので、利用していて安心です。
楽天モバイルは、初期費用も解約費用もかからないので費用面のリスクは低いです。
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