スマホでよく電話をかけるので、毎月の通話料がけっこうかさんでいる。安くする方法やお得な電話会社があったら知りたい。
こんなお悩みにお答えします。
- スマホの電話代(通話料)が無料になる「楽天モバイル」の実際のところを紹介します(内容、使い方、注意点、評価)。
毎月のスマホ料金は、国の政策によって、ひと昔に比べるとだいぶ下がりました。
でも、それはインターネット(データ通信)のことで、電話代(通話料)は相変わらず。固定電話よりかなり割高です。
スマホからかけると、通話料が「30秒で22円」もします。
ちなみに、固定電話(NTT)からだと通常「3分で9.35円」、携帯電話あては「1分で17.6円」。
これでは、普段スマホでよく電話をかけていると、けっこうな負担になりますよね。
そこで、その通話料を安くしたいとか節約したいと考え中のあなたに、楽天モバイルを紹介します。
楽天モバイルは通話料無料が可能なんです。
想像してみてください。日本中の電話がフリーダイアル状態になるんです。
それに、楽天モバイルは、基本のスマホ料金自体も安いので、通信費用全体の節約も期待できますよ。
僕は、楽天モバイルを利用中で4年目です。この記事では、楽天モバイルの通話無料について、実際のところをひと通り知ることができます。
楽天モバイルってどんな電話?
はじめに、楽天モバイルがどんな電話サービスなのかを、ざっくりとみておきましょう。
楽天モバイルは、NTTドコモ、au、ソフトバンクにつぐ、自前の設備や回線で営業している第4の携帯電話会社です。
今は、ほぼ全国で使えるようになっています。
その一番の特徴は、料金プランが1つで分かりやすく、料金自体も安いことです。
毎月の料金は、1か月間に使った通信量(データ利用量、ギガ)に応じて、次の3段階で決まります。
使った通信量 | 月額料金(税込み) |
3GBまで | 1,078円 |
20GBまで | 2,178円 |
20GB超えから無制限 | 3,278円 |
※実際の請求では、上記に「ユニバーサルサービス料」と「電話リレーサービス料」が数円(合計で3円程度)追加になります。
他社では、料金プランがひと月の通信量別に何種類か用意されていますが、楽天モバイルは、これ1つだけとシンプルです。
ややこしい割引もなくて、表の金額が「定価」です。
月に3GBまでに抑えたら、誰でも1,078円で済みます。
そのうえ、電話をかけた通話料が無料とくれば、毎月のスマホ料金はめちゃくちゃ安くつきます。
僕自身はスマホの「ライトユーザー」です。インターネットは検索したり、サイトやSNSを見る程度。最近はWi-Fi無料の場所も増えているので、毎月3GB以下で済んでいます。電話をかける方が多いですが、現在の通話料支払い0円です。
「楽天モバイル」のサービス内容について
『スマホ料金をチェックするだけで100ポイントプレゼント』
キャンペーン実施中
楽天モバイルで通話無料の「楽天リンク」とは?
つぎに、本題の楽天モバイルの通話無料について紹介していきます。
無料で電話をかけるには、スマホの通話ボタンからではなく、「Rakuten Link(楽天リンク)」という楽天モバイル契約者限定のアプリを使います。
Rakuten Linkには、主に次のような機能があります。
国内通話が無料でかけ放題
「Rakuten Link(楽天リンク)」の目玉機能は、くどいですが、無料で通話できることです。
国内では、下記の電話番号あてにかけた場合に通話料が無料になります。
1回の通話時間や利用回数などの制限はありません。24時間いつでも「かけ放題」です。
もちろん、かけ放題の基本料金もありません。
- 固定電話(「0180」「0570」から始まる番号、「188」(消費者ホットライン)など一部特番は対象外)
- 携帯電話(他社を含む)※相手が「楽天モバイル、楽天リンク」でなくてもOKです。
- IP電話(「050」から始まる番号)
このように、国内ならほとんどの番号への発信が無料です。
普段の生活では、無料対象外の「0180」「0570」の番号にだけ注意が必要です。
電話帳は、スマホ内に保存されているものを共用するので、新たに作成する必要はありません。
ちなみに、Rakuten Linkの電話は、電話回線ではなく、インターネットを経由して接続します。
このため、使うにはインターネットにつながる環境が必要です。
逆に、インターネットがあれば、基本的にどこででも発信・着信できます。
そして、インターネットを使うので、毎回通信量(データ利用量、ギガ)を消費します。
でも、Rakuten Linkの電話と、後述するSMS(短信メール)の利用分は、毎月の通信量にカウントされません。正真正銘の通話無料なんです。
海外でも通話可能
「Rakuten Link(楽天リンク)」からは、国際電話もかけられます。
海外の電話番号あての場合は有料です。Rakuten Linkを使っても使わなくても、料金は同じです。
Rakuten Linkが、国際電話で本領発揮するのは、次の場合です。
- 相手もRakuten Linkを使っている。
- 相手の電話番号が日本のもの(「0570」など一部除く)。
このどちらかであれば、あなたや相手が海外のどこにいようが、発信、通話は無料になります。
海外からの着信はすべて無料です。
SMS(ショートメッセージ)の送受信が無料
「Rakuten Link(楽天リンク)」では、電話のほかに、SMS(電話番号を使った短文メッセージ)の機能もあります。
日本の電話番号あてなら、どこからでも無料で送信できます。
海外の電話番号へも、日本人がよく行くような国や地域(60か所以上)のものなら、おおむね無料です。
SMSの受信については、すべて無料です。
「楽メール」の送受信も可能
楽天モバイルに契約すると、「楽メール」というメールアドレスが、自動的に1個もらえます。
ドコモやau、ソフトバンクの「携帯メール」の楽天モバイル版で、「〇〇〇@rakumail.jp」というアドレスになります。
この楽メールの作成や送受信は、Rakuten Linkで行います。
なお、楽メールの送受信は無料ではなく、毎月の通信量(データ利用量)にカウントされます。
「Rakuten Link(楽天リンク)」には、以上のほかに「楽天ポイントカード」や「楽天ペイ」との連携や楽天関連のキャンペーン・セール情報へのアクセスなど、楽天の総合案内所な機能もあります。
そのなかで、個人的におすすめなのが「スーパーポイントスクリーン」です。
楽天のクーポンやセールが一覧になったサイトですが、タップ(押下)するだけで、楽天ポイントが毎日最低2ポイントもらえます。
楽天ポイントは、楽天モバイルの毎月の支払いにも使えるので、貯めといて損はありません。
Rakuten Link(楽天リンク)の実際(使い方、注意点、感想・評価)
それでは、ここでは「Rakuten Link(楽天リンク)」の使い勝手や感想など実際のところを、まとめました。
楽天リンクの使い方
「Rakuten Link(楽天リンク)」アプリの電話のかけ方は簡単です。
アプリを立ち上げて、番号を押すだけです。SMSも同じ。
使い勝手は、悪くありません。
かけた相手の着信画面や履歴には、通常通り、あなたの電話番号が表示されます(番号通知している場合)。相手はRakuten Linkを使っているかどうかは分かりません。
番号の前に「184」を付けると番号非通知になるのも同じです。
電話するたびに、アプリを開くひと手間がかかるので、面倒に感じるかも知れませんが、LINEやインスタなどを使うときと一緒です。すぐに慣れます。
かかってきた電話を受けるときは、Rakuten Linkは関係なく、普通にスマホの画面を直接タッチして出ます。
「0120」「0800」のフリーダイアルにかけるときは、Rakuten Linkを使わなくても無料なので、スマホで直接かけます(Rakuten Linkで発信してもスマホからに切り替わります)。
Rakuten Linkの利用状況は、いつでも前日分まで確認できます(別アプリ)。
また、翌月の4日以降は利用明細がダウンロード(PDF)できるようになります。
Rakuten Link(楽天リンク)の注意点
「Rakuten Link(楽天リンク)」の注意点は、「使うのを忘れない」ということだけです。
実際、僕は契約した当初に数回、無料のつもりでいつにも増して長電話したら、実はRakuten Linkを使うのを忘れていて、あとで高い請求が来たという経験をしました。
先にも触れましたが、Rakuten Linkを使わずに、スマホから直接電話をかけると、30秒ごとに22円で、話した分だけの通話料が発生します。
電話をかける前に、Rakuten Linkを開く習慣づけが大切です。
Rakuten Link(楽天リンク)の感想・評価
今年で、楽天モバイル加入4年目です。
「Rakuten Link(楽天リンク)」アプリも当初から愛用しています。
普段、電話をかけるところは、ほとんど無料で済んでいるので、重宝しています。実際、ここ数年は通話料はずっと毎月「0」円です。
僕が楽天モバイルを続けている理由は、Rakuten Linkの通話無料だといっても過言ではありません。
Rakuten Linkの実際の使い勝手ですが、悪くありません。不定期に、デザインや機能が少しずつ改善されてきています。
あえて気になる点といえば、楽天系のキャンペーンやセールなどの通知が多いこと。もっとも、なかには、「楽天モバイル契約者限定」の「おっ!」となるものもありますが。
そして、気になるRakuten Linkで電話したときの音質は、相手先の環境にもよりますが、スマホから直接かけた場合と比べると、クリアさに劣ります。
薄い布を1枚かぶせたみたいに、ちょっと声が籠る感じ。でも、普通に通話する分には支障ありません。
比べてみたら分かるという程度です。LINE通話よりは、マシだと思います。
あと、Rakuten Linkは、インターネット経由になるので、その時々の回線の混雑具合や電波状況によって、話している最中に雑音が入ったり、途切れたりすることがあります。
特に、ビルの奥まったところとか地下では不安定です。
これは、インターネット電話の宿命ですし、無料なので、甘んじて受け入れています。
Rakuten Linkで電話するときは、自然に場所を意識するようになりました。
Wi-Fiがあるところでは、おおむね安定してます。
ただ、楽天の方も、通話の品質面には気にしているようで、通話を切ったあとで、Rakuten Linkの画面に下のようなアンケートが、ちょくちょく表示されます。
会社の前向さを知ることができて、契約者としては安心です。
実際、僕が加入してから、楽天モバイルの基地局が増えて、通信エリアが広がりました(通知が都度届きます)。
2024年5月からは、大手のドコモ、au、ソフトバンクと同じ、ビル内や地下でもつながりやすい「プラチナバンド」という周波数が導入されます。
Rakuten Linkの品質改善も期待できます。
楽天モバイルには、「15分(標準)通話かけ放題」という追加サービスもあります。
これは、毎月1,100円(税込み)で、「Rakuten Link(楽天リンク)」アプリを使わなくても、スマホから直接、1回15分以内の国内通話を何回でもかけられるというものです。
電話回線を使った通話なので、より安定した利用環境やクリアな音声を求める人に向いています。
なお、1回の通話時間が15分を超えた場合は、超えた分について30秒につき22円(税込み)の通話料が別途かかります。
※「0180」「0570」から始まる番号や一部特番(188など)への通話は対象外です。
まとめ:通話料無料の最安スマホは「楽天モバイル」
以上、月々のスマホ料金、特に電話代(通話料)を安くする方法として、楽天モバイルを紹介しました。
楽天モバイル専用の「Rakuten Link(楽天リンク)」というアプリを使って電話かければ、国内通話は、ほとんど無料。日本国中フリーダイアルです。
利用回数や通話時間に制限はありません。24時間かけ放題です。
ただ、音質はよくはありません。また場所やタイミングによって通信が不安定になることもあります。それでも、無料は魅力です。
楽天モバイルに変えてから、電話をかけることが増えました。
それに、楽天モバイルは、そもそもの毎月料金が1,078円~3,278円と格安です。通話料と合わせた毎月の支払いを、最安級の「1,078円」で済ませることが可能です。
とにかく普段のスマホ料金を安くしたい、通信費を節約したいとお悩みでしたら、契約者として楽天モバイルはおすすめできます。
ちなみに、楽天モバイルは、契約する際の事務手数料など初期費用は無料です。契約期間のしばりもありません。
よく加入キャンペーンをやっていますので、一度チェックしてみてください。
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