U-NEXTを外出中とかにスマホで利用すると、データ通信量(ギガ)が気になって落ち着かない。節約する方法や気にしなくて済む方法があれば知りたい。もちろん、まるべく電話代を増やさずに。
こんなお悩みにお答えします。
- U-NEXTのデータ通信量を節約する方法
- U-NEXTのデータ通信量を気にしなくて済むようにする方法
外出中や移動中にスマホやタブレットで動画が見られるのは便利ですよね。
でも、Wi-Fiがない場所からだと、データ通信量(ギガ)を多く消費するので、契約のスマホプランによっては、気ままに楽しめません。
データ通信量を使いすぎると、電話代(スマホ料金)に跳ね返ってきたり、速度制限がかかって見られなくなったりするからです。
そこで、ここでは特に動画配信サービス「U-NEXT(ユーネクスト)」の利用にあたって、データ通信量を節約する方法と気にしないで利用する方法を紹介したいと思います。
この記事で、U-NEXTの主なデータ通信量対策を知ることができます。
U-NEXT(ユーネクスト)とは、見放題作品数が国内最多で日本最大級の動画配信サービスです。
現在、利用を検討中のあなたは、31日間無料で実際に利用して、データ通信量の消費具合などを確認できます。詳しくは公式サイトで。
今すぐできるU-NEXTのデータ通信量を節約方法
まずはじめに、今すぐできるU−NEXTのデータ通信量を節約する方法として、画質の変更と、ダウンロード再生機能の活用の2つを紹介します。
【その1】動画再生の画質を下げる。
Wi-Fiのない場所で、U−NEXTのデータ通信量を節約するには、まず動画の「画質」を下げることです。
U−NEXTでは、画質を4段階で切り替えられます。
- 自動 ←初期設定
- 最低画質
- 低画質
- 高画質
このなかの「自動」は、その時々の通信状況に合わせて自動的に最適な画質を選んで再生するという機能です。
U-NEXTのスマホアプリでは、画質の初期設定が「自動」になっています。
利用者には面倒がなくて「便利」なのですが、データ通信量の消費幅が広いので、節約向きではありません。
データ通信量を節約するには、画質の設定を「自動」ではなく「低画質」または「最低画質」に変更しましょう。
スマホやタブレットで動画を見るなら「低画質」で事足ります。スマホの画面なら「最低画質」でも大丈夫です。
ちなみに、それぞれの画質設定で、どのくらいのデータ通信量を消費するかは、U-NEXTの公式サイトに目安の数値が出ています。それがこちら。
なお、データ通信量の単位は、1GB(ギガバイト)=1,000MB(メガバイト)です。
1GBあたりの再生時間 | 10分あたりの通信量 | |
最低画質 | 12時間 | 約14MB |
低画質 | 4時間30分 | 約37MB |
高画質 | 30分 | 約333MB |
参考までに、僕が自分のスマホで自宅から測定したデータはこちら。公式の数値とは違いますが、傾向は似ています。
もっとも、データ通信量の消費具合は、電話会社(回線)や、その時々の通信状況、動画自体の仕様・内容、スマホの機種などいろんな要素の影響を受けるので、あくまで目安です。
※2022年2月1日~5日、日ごとに時間帯を9時ごろ、13時ごろ、17時ごろ、20時、22時ごろに同じ動画(アニメ)を画質設定を変えて再生した平均。回線は楽天モバイルです。
画質 | 10分再生の平均通信量 |
最低画質 | 28MB |
低画質 | 52MB |
高画質 | 277MB |
自動 | 34~92MB |
画質によって、データ通信量の消費がだいぶ変わることがわかります。やはり「自動」より「低画質」「最低画質」の方が、安定して少ない消費で済みます。
なお、「高画質」はスマホやタブレットの利用には過剰性能(オーバースペック)です。通信量がもったいないだけなので避けた方が無難です。
【その2】「ダウンロード再生」機能を活用する。
【その1】で掲げた測定値によると、「低画質」で再生しても、例えば月5GBのスマホプランに契約している場合、1ヶ月に15時間ほど見たら超えてしまいます。
データ通信量は、U-NEXTだけのものではないので、実際の見られる時間はもっと少なくなります。
そこで、U-NEXTのデータ通信量をさらに節約するには、「ダウンロード再生」機能が役立ちます。
「ダウンロード再生」機能とは、あらかじめ見たい動画をスマホアプリにダウンロードしておくことで、どこででも好きなタイミングで、データ通信量を消費せずに視聴できるというものです(最大48時間の期限があります)。
スマホの中に動画を取り込んでいるので、インターネット環境がないところ(オフライン)でも見られるのもポイントです。
注意点は、動画をスマホにダウンロードする際に、通常のデータ通信量がまともにかかることです。
1時間の作品をダウンロードした場合、データ通信量の目安は450MBです。(U-NEXT公式サイトより)
このため、ダウンロードは自宅など必ずWi-Fiのあるところ行わないと、節約の意味がありません。
なお、U-NEXTで配信している動画すべてが「ダウンロード再生」機能に対応しているわけではありません。
大半の作品で、この機能が使えます。マンガなど電子書籍にもあります。しかし、NHKオンデマンドの番組をはじめ、一部対応になっていないものもあります。
「ダウロード再生」は、あらかじめスマホに動画をストックしておかないといけない不便さもありますが、データ通信量の節約には積極活用したい機能です。
U-NEXTのデータ通信量を気にしないで利用できるようにする方法
U-NEXTのデータ通信量を節約することの目的は、毎月の電話代(スマホ料金)を節約することです。
でも、U-NEXTをデータ通信量や電話代のことを気にしないで、気ままに利用できるようになればいいですよね。そのうえ、電話代が安くなれば最高です。
ここでは、そんなことを可能にするスマホプランを取り上げました。
今、あなたが使っている携帯電話会社の契約更新のタイミングで検討してみてください。
【その1】大容量・無制限プランに乗り換える。
データ通信量や請求料金のことを気にせずに、U-NEXTを利用したいという場合は、いっそのこと、契約のスマホプランを、表のようなデータ大容量あるいは無制限のものに変更するのが手っ取り早いです。
【主な大容量・無制限プラン】(2022年2月現在)
スマホプラン | 月間通信量 | 月額料金(税込み) |
NTTドコモ「5Gギガホプレミア」 | 無制限 | 定価7,315円⇒割引適用後最安4,928円 |
au「使い放題MAX 5G/4G」 | 無制限 | 定価7,238円⇒割引適用後最安4,928円 |
ソフトバンク「メリハリ無制限」 | 無制限 | 定価7,238円⇒割引適用後最安4,928円 |
NTTドコモ「ahamo」 | 20GB | 2,970円 |
au「povo」 | 20GB | 2,700円(30日間) |
ソフトバンク「LINEMO」 | 20GB | 2,728円 |
楽天モバイル | 0~無制限 | 1, 078円~3,278円 |
UQモバイル「くりこしプランL」 | 25GB | 3,828円 |
ワイモバイル「シンプルL」 | 25GB | 4,158円⇒割引適用後最安2,970円 |
無制限のプランは文字通り、データ通信量が使い放題。20GBや25GBの大容量プランでも外出先での利用が中心なら十分です。データ通信量は気にしなくて済みます。
月々の電話代(スマホ料金)は定額制で、基本的にこれ以上高くなることはないので、U-NEXTの利用中に気にする必要はありません(通話料は別です)。
ただ、その月額料金ですが、あなたの今支払っている毎月の電話代(スマホ料金)と比べてどうでしょうか。
けっこう高くなるという人は、「楽天モバイル」に注目してみてください。楽天モバイル以外のところは定額料金なので、使っても使わなくても金額は変わりません。
でも、楽天モバイルは無制限プランにもかかわらず、料金の設定が使ったデータ通信量に応じて4段階になっているんです。
あまりスマホで動画を見なかった月は、支払いが少なく済みます。最低は1,078円で、逆に使いすぎても上限も3,278円と決まっているので安心です。
そもそもの金額設定が他社よりも割安です。あなたがもし現在、月3GBのスマホプランを契約中なら、楽天モバイルの方が安いのではないでしょうか。
ヘビーユーザーでなくても使いやすい大容量・無制限プランです。
ただ、楽天モバイルの回線は、まだ全国津々浦々に行き渡っていません(公表の人口カバー率96%)。利用を検討する場合は、念のためサービス提供状況を確認ください。
【その2】通信量ノーカウントサービスを利用する。
データ大容量や無制限のスマホプランは、あなたの利用実態や予算に合わないという場合、U-NEXTを利用してもデータ通信量が減らない、要はカウントしないというサービスがあります。
基本のスマホプランに、任意で追加申し込みするもので、全体に電話代(スマホ料金)を抑えることができます。
ここでは、以下の2つのサービスを紹介します。
- BIGLOBEモバイル「エンタメフリー」
- mineoマイネオ「パケット放題 Plus」
BIGLOBEモバイル「エンタメフリー」
「エンタメフリー」とは、U-NEXTをはじめ、YouTube、AbemaTV、AppleMUSIC、Spotify、Amazon Music、楽天マガジンなど動画、音楽、ラジオ、電子書籍など指定の21サービスのデータ通信量をカウントしないというサービスです。
格安携帯電話会社のBIGLOBE(ビッグローブ)モバイルが提供しています。
月々の料金は、その基本プラン(音声通話SIM)に308円の追加です。
【毎月3GBプランの場合】
基本プラン(3GB)【音声通話SIM】 | 1年目770円、2年目以降1,320円 |
エンタメフリー | 308円 |
月額料金の合計 | 1年目1,070円、2年目1,628円 |
BIGLOBEモバイル「エンタメフリー」の具体的な対象サービスや料金プラン、割引キャンペーンなど最新情報は、公式サイトで確認してみてください。
mineo「パケット放題 Plus」
mineo(マイネオ)も格安携帯電話会社で、「パケット放題 Plus」という最大1.5Mbpsのデータ通信が使い放題になるサービスを提供しています。
「パケット放題 Plus」は対象サービスに制限はありません。もちろんU-NEXTも大丈夫です。
毎月の料金は、mineoの基本プランに月額385円の追加。毎月10GB以上の基本プランに契約すると無料になります。
「パケット放題 Plus」は、基本プランの通信量が残り少なくなってから「パケット放題 Plus」を申し込むことが可能で、そのときは日割りの料金になります。この点、使いやすく良心的です。
【毎月1GBプランの場合】
基本プラン(1GB)【音声+データ通信】 | 1,298円 |
パケット放題 Plus | 385円 |
月額料金の合計 | 1年目1,683円 |
mineoでは、通信速度の切り替え「高速⇔低速」ができます。低速は最大200kbpsで、データ通信量は減りません。
「パケット放題Plus」は、この低速を最大200kbpsから中速の最大1.5Mbpsに増速するサービスです。これによって、低速では厳しいU-NEXTなどの動画視聴が通信量カウント無しで可能になります。
mineo(マイネオ)の料金プランや割引キャンペーンの最新情報は公式サイトで確認してみてください。
まとめ:U-NEXTのデータ通信量を節約する方法
U-NEXTを、Wi-Fiのないところから、スマホやタブレットで利用する際のデータ通信量、ひいては電話代(スマホ料金)を節約する方法を紹介しました。
今すぐできることとしては、画質を下げることとダウンロード再生機能の活用することの2つです。
そして、スマホプランそのものを見直してみるのもいいです。契約の関係などで、すぐに実行するのは難しいと思いますが、いつかの時に備えて、普段から情報を集めておくことをおすすめします。
ここでは、データ無制限プランにもかかわらず、料金は使ったデータ通信量分だけの「楽天モバイル」と、U-NEXTを利用してもデータ通信量が減らないサービス、BIGLOBEモバイル「エンタメフリー」とmineo「パケット放題 Plus」を取り上げました。
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